2018 奈良Drive – 2

Elise

初日の宿で2日目のルートを検討します。
どうも丹生都比売神社のエリアからさらに奥が高野山の本山のようです。せっかくなので金剛峯寺に参らねばなるまい。たとえ渋滞していようとも。

ということで奈良市から市街地を避けつつ、観光しながら高野山に迫るルートを検索します。
橋本市やかつらぎ町から南下するルートは、メインルートと思われ、混雑が予想されます。これを避けるには北上して高野山に入るルートしかありません。ちょうど高野山から南に抜ける道が”高野龍神スカイライン”として整備されており、Driveに都合がよさそうです。

ということはこれに接する国道425号を十津川村から西進するのがよさそうです。
奈良市から十津川村までのルート上で観光スポット探すと、吉野の金峯山、谷瀬の吊り橋が見つかりました。
あとは奈良市から吉野まで市街地を避けるため、国道369号線で柳生から宇陀に抜ければOK.

当日のルートも予定通りの道を走行できました。谷瀬の吊り橋付近ではやや交通量も多く、思ったようにスピードが出せませんでしたが、渋滞というほどではありませんでした。

最大の誤算は金峯山でした。
9時前には吉野に到着していたのに吉野を出たのは14時過ぎ。
5時間以上も時間を取られてしまいました。

金峯山寺だけなら1時間もあれば十分です。
近隣に林立する寺社仏閣を含めても2時間程度だと思います。
問題は金峯神社です。体感で4~5kmほど坂を登らなければなりません。
てっきり金峯山寺周辺の構造物だと思い込んでいましたがめちゃくちゃ遠い。
片道1時間くらいかかります。

1時間歩いてゴール直前で”修行門”ですよ。
写真では伝わらないですが、結構急な坂道です。きっつい。

そんなこんなで時間を取られ、谷瀬の吊り橋も堪能。

 

そして地図の赤線(国道425号)に入ったのは17時半。

後から知ったのですが、この道は日本三大酷道(418,425,439)として有名です。
425号では特に今回経由した十津川村~龍神までの区間が最も過酷だそうです。

上記のような道が続きます。奈良県側はバス停が途中にあったので、運行しているようです。
道路事情も奈良県側は比較的整備されており、多少の落石はあるもののガードレールもまずまず整備されていて離合のタイミングさえ押さえておけば特に問題ない感じでした。

ただ和歌山側(峠のてっぺん付近から西側)では道が一部崩落していたり、路面の凹凸や破損があり、慎重に運転した方がよいでしょう。

離合不可能な1車線幅が20%、
1.2車線程の離合可能な道幅50%程度、
1.5車線以上の幅が30%程度の印象でした。

実際に4台とすれ違い(2台は地元民っぽい車)、1台追い越しましたが、交通量自体が少ないので離合困難で立ち往生することはなさそうです。

同区間の速度高度を書き出してみました。
左端にエラー値のようなスパイクがありますが、概ね30km/hほどで走行しているようです。

国道としては細く、その区間が長い(戸津川-龍神で約45km)ため、酷道として名を馳せているのでしょう。ただ実態としては、新道ができて使われなくなった県道や林道と同程度であり、比較的走りやすい道でした。大雨の後や台風の後だと印象が変わるかもしれません。

私は酷道マニアではありませんが、走ったことがある国道では山形にある国道458号線の方が劣悪だと思います。十部一峠~肘折方面がダートとなっていて、何度引き返そうと思ったことか。2度と通りたくない道です。

いろいろあって残念ながら日が暮れてしまい高野山では観光する時間はありませんでした。が、かわりにライトアップされた大門を見ることができましたので良しとしましょう。

 

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