2019年はほぼ取引を行いませんでした。
仕事もせずにふらふらしていたのもあって、俗世とは無縁でしたね。
株に対する興味も薄れていました。
ただ、年の途中から働きだしたこともあり、都内で生活するにはある程度稼ぐ必要が出てきました。なので、今年の方針はアクティブな運用です。とはいっても数か月から年単位での運用になると思いますが、まずは手元の株を整理して配分を整えようと思います。
最初の四半期はこの3本建てで考えています。
- キャッシュ余力の確保(30%程度を目途)
- 電力・銀行等の人気のない銘柄への回帰
- 優待投資を再開
キャッシュ余力の確保
第1のキャッシュポジションに関しては、2019年末時点で投資資産の1.5%しかキャッシュがありませんでした。これは長期投資を是としていたのでキャッシュを置いておくことの機会損失を嫌ってのことです。
この方針を撤回し、キャッシュポジションを増やします。
というか考え方を変えて、キャッシュを日本円という保有銘柄と見なして保有します。
これまでも度々あったのですが、キャッシュがないと株価暴落時に指をくわえて見ていることしかできません。持ち株も当然下がっているので売れませんし、せっかく株が大安売りされているのになにもできないのは悲しすぎる。平常時に株の上下を見定めるより、暴落時に買う方が明らかに優位性があります。現在日経平均が24000を超えており、今持ち株を手放すには悪くないタイミングであると判断し、かなり大きな処分を行います。
加えてですが、投資方針として配当性向3%超えを目指します。
2019年は期初残高に対する配当率は2.4%でした。
ですが2019年に株価が伸びたため期末残高に対しては1.9%しかありません。
持ち株を30%ほど手放すのですが年間の総配当額は最低でも現状維持できるように配当性向の高い銘柄へ乗り換えます。
電力・銀行等の人気のない銘柄への回帰
電力株を再び主力の一角に据えようと思っています。
理由は2011年の原発事故から9年が経ち、各社とも復配を進めていること。
原発事故の影響は依然として残るものの、銘柄によっては業績が安定傾向にあることです。
そして何より株価の水準が低いからです。
関西電力は株価が1250円を割っており、配当50円のため配当率が4%を超えます。
10年チャートで見ても決して割高ではない株価で、なによりここ数年の収益は安定しています。
一発がある面白い銘柄として東京電力も狙っています。
現在株価は400円台前半に入り、底だと思われます。あまりに無敗の時期が長く、皆さんが興味を失っていることではないでしょうか。しかし原発事故から10年近くが経ち、そろそろ復配も匂ってくるのではないでしょうか。復配の気配がするからこそ時折東電株が800円に近づく動きをするので、売買差益を取りに行けたらと思います。
東電の存在意義は賠償だけではありません。上場し営利活動を営む企業として株主に報いることは必須です。なにより東電株の半数を握る 原子力損害賠償・廃炉等支援機構 にとっても配当が流れることは良いことです。2021年か2025年か、いつになるかはわかりませんが、必ず復配するはずです。
関西電力3:中部電力1:沖縄電力1:J-Power1:東電1くらいの比率で考えています。
お金が足りなければ沖縄とJ-Powerは省くかも。
銀行株もしかりです。フィンテックだとか、仮想通貨だとかで銀行は淘汰されるかと思いきや意外なほどメガバンクはしぶといです。私の想像以上に収益力を維持しています。
みずほ銀行は論外としても三菱UFJや三井住友は頑張っていますね。
何年か前に銀行はもうダメだなと思って見限ったのですが、改めて現実を見るにポートフォリオの一部として保有するには悪くないと思い直しました。成長率10%程度で配当率1%台の銘柄を持つより配当4%以上の銀行株を保有する方が5年程度の期間だとインカムゲインは大きくなりそうです。キャピタルゲインで差がつくかは分かりませんが、成長株も5年成長が持続する保証はないですしね。
優待投資を再開
これは激務だった元の職から離れたので、小銭稼ぎする時間が取れるようになったからです。
居住地も都内に移ったので、くだらない優待を取っても使えるようになりましたしね。
以前はビックカメラの優待を使おうにも地元にないので出張の時にだけ使えるという状態で、非常に不便でした。優待も楽しみながら年間30万程度を目安に取っていきたいです。
2020年の目標
年間配当額 80万円
年間拠出額 0万円
年間パフォーマンス +6%(決済損益で+200万くらい欲しい)
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