2017年末に向けての投資戦略

投資話

先月末の資産は年初来+45%と高い水準で推移しています。
寄与度の大半(約70%)は主力であるニチリンが占めており、純資産に対しニチリンの占める割合も50%を超えています。

このような状況下で今後どのように動くべきかを再考します。
主にポジションサイズの変更と配分の変更について考えます。


まず市況環境の確認

年間を通じてドル円相場111円±3円程度で推移。
日経平均は現在23000円程度。

個人的には現在の日経の水準は高いとは思いません。日経PERはまだ15倍で極めて安定した水準ですし、ここ数年はびこっていた資源安が徐々に解消され資源や鋼鉄などが復活。半導体も力強い伸びを見せています。
現在の日経平均は企業の成長に対して正当な評価が与えられているだけだと思います。20数年ぶりの高値圏ですから利益確定の売りがでるとは思いますが、これを理由にポジションを縮小する気にはなりません。今縮小するならほかにいくらでもタイミングはあったはず。


続いてポジションサイズの確認。

総資産ベースで
日本株   95.1%
米国株   3.5%
投資信託  1.0%
キャッシュ 0.3%

上記には信用で建てた分も含めた総資産です。
純資産に対して11%のレバレッジが掛かっています。

BUY&HOLDで行くためにはレバレッジは不要というかむしろ害悪なのですが、8月にニチリンを買うために信用で建てた額が極めて大きくまだ半分ほどしか消化できていません。
米国株10%キャッシュ5%くらいを目途にしているんですが、現状は大きな乖離があります。ニチリンの収穫が終われば平常運転に戻せるはずですが、年内に益出しすると税金がきつい&分割のため端数にすると処分が面倒なので年明けまで放置。


配分について

上図はTOP10だけですが、全体を含めても現状はニチリンが約半分を占めています。方向性としては来年2月までにはニチリンを1/2~3/4程度に縮小する予定で、信用分の返済が終わればLCHDの買い増しに充てたい。
新規銘柄にはセフテックも狙っていますが年内にはキャッシュが用意できるか微妙です。


税金

今年は投資信託を一括で解約したり、ニチリンへの集中投資のために資金捻出が必要で、過去にためてきた含み益の約4割を実現してしまいました。去年今年と徐々に扱う金額が大きくなってきたので、20%の税金といえど、少なくない金額です。今までは少額だったので簿外の家計資産と相殺していましたが、今後は税金も考慮した資産管理を考える必要があります。仮にニチリンを半分利確するとさらに税金が増え、ポートフォリオ7位のファーストロジックと同等の税額になってしまいます。
一方で損失となった銘柄はウェッジしかなく、テンバガー狙ってNISAに入れたので売っても損出しできません。

結局、年末にかけてできることは何もなさそうです。短期投資銘柄を売却して、LCHDを少し買増すだけ。税金の繰り延べも見込んでニチリンの売却は来年にします。税金を理由に利確を先延ばししているようで気が引けますが、額が大きいだけに多少の株価下落なら持ち越した方が得です。

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