1銘柄の投資比率について

投資話

2016年の総括でも書きましたが、昨年は15増3減で合計51銘柄を保有しています。
50銘柄も保有していると、単純計算で1銘柄あたり2%の資産配分になります。
実際は上位銘柄に偏っているため、資産の2%以上を占めるものは16銘柄しかなく、下位の銘柄に至っては1%を大きく割り込んでいるものもあります。このような状態になってくると、たとえポートフォリオの下位銘柄が幸運にも急騰して倍増となっても、資産全体に影響する割合はごくわずかです。

資産の形成期にこのような過度の分散投資を行うことは果たして正解なのだろうか?
私にとって50銘柄は多すぎるのではないか感じています。

分散投資を行うことによるメリットは
・倒産や業種間における損失リスクの低減、平準化
・期待リターンの平準化
が主体と思われます。さらに銘柄選択の恣意性や煩雑さを排除していけば、index投資ということになります。

一方でデメリットは
・ポートフォリオの管理の煩雑さ
・短期間での急成長は望みにくい。
ということになります。

私の投資目的は30代での経済的自由です。
15か年計画ではかなり保守的に年率3%での運用目標を掲げています。
個別銘柄が高騰した時に1銘柄でその3%を確保できれば理想と考えています。現実的な設定として+20%を取れたとすると、逆算して資産の15%くらいの配分が必要になります。+50%なら資産の6%が必要です。

昨年重点的に投資を行ったつもりのみずほFGですら、50%近い株価上昇に与りながら1月末時点で資産の7%に過ぎません。逆算するとMAXでも資産の4%程度の投資であり、1銘柄あたりの規模が小さすぎたと今更ながら反省しています。主力級は1銘柄6%以上を目途に投資比率を上げたいと思います。

一方、上限も決めなければなりません。
これはどこまでのドローダウンを許容するかという話になってきます。ドローダウン100%が許容できるなら1銘柄全力だっていいわけですが、そういうわけにもいかず最低でも3銘柄には分散しておきたいと思っています。逆に言うと33%までは投資比率を上げてもいいかな、と。
というのは基本的に投資資産は余裕資産で動かしているため、なくても生活に影響がでません。ならば最大限リスクを許容しようと思うんです。一夜にして株価が100%減になることはほぼあり得ないので、株価半減が予測最大ドローダウンになると思います。であれば33%の半分ということで16%のドローダウンを許容しましょう。

ということで1銘柄の構成比率は6-33%、主力級3-16銘柄でのポートフォリオの構築を目指します。
資産の一部は優待株が存在するので実際は30銘柄くらいになりそうですが、年末から引き続き銘柄数を絞っていきたいと思います。

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