名工建設 上方修正 2020/1/27

上方修正が発表されました。
またか、という感じですが控えめ発表です。

	売上高	営業利益	経常利益	当期純利益	EPS
前回発表	89,000	4,800	5,000	3,400	134
今回	91,000	5,700	5,900	4,100	162
前期	96,569	5,708	5,971	4,099	162

分かりやすいように第3四半期の数字も載せておきます。
前期と比べて第3四半期時点で営業益が+1,400もあるのにこんな数字で済むわけないでしょう。

	売上高	営業利益	経常利益	当期純利益	EPS
2019年第3四半期	63,891	3,491	3,741	2,498	98
2020年第3四半期	64,891	4,916	5,191	3,505	138

原文ママの引用です。

なお、当社グループの主たる事業であります建設事業は工事の完成引渡しが下半期、特に第 ４四半期に偏るという季節的変動要因があります。

現時点で4,900も営業益があって、第4四半期に偏る企業が第4四半期に+700しか稼がないわけがない。この会社ほど修正予想が当てにならない会社はない。毎年1月末に上方修正を出しているが、修正分から20%以上も最終増益になる。どうやら正確な数字を出す気はないらしい。

そして悲しいことに本決算で翌年の予想をかなり低めに出すので株価が伸びない。
第3四半期の決算発表で一瞬の花が咲くのみである。

ここまで来るとIRが下手なのではなく、株価を低く維持するのが目的のようにしか思えない。
キャピタルゲインを得にくい銘柄だと思うが、非常に良い会社だと思うので本決算後に下がったら買い増ししたい。

本決算では当期純利益は低く見積もっても4,600くらいは行くんじゃないか？

https://www.meikokensetsu.co.jp/data/4be143c9dc988887e67e044742a82ff1.pdf