ふるさと納税-豆知識

税金・保険料

数年前からふるさと納税していますが、今年は特に欲しいものもなく寄付できてません。
自炊しない独身では食べ物の恩恵はあまりないんですよねぇ。
以前に食べ物をもらったことがありましたが、正直多すぎて持て余してしまいます。

さて、今回の話題は何をもらうかではなく、寄付金額についてです。

なんとなく寄付金控除を有効に利用できる寄付金額って年収に応じて増加していく、連続した折れ線を想像しませんか?少なくとも私はそう思ってました。でも実際に計算してみると以下のようなグラフになるのです。

※縦軸が寄付金控除額で、横軸が課税所得です。(単位は万円)

実は非連続のグラフなんです。
課税所得が1800万や4000万のところでは所得が1万円違うだけで、控除額がそれぞれ9.4万円、19万円違ってきます。
あり得そうな収入で言えば課税所得900万円と901万円では控除が5万円も違います。

現実的な課税所得の部分は以下の表のとおりです。

課税所得 100 195 196 330 331 695 696 900 901
寄付金額 2.6 4.8 5.2 8.5 9.8 20.2 21.2 27.3 32.3

なぜこんな歪なことになるのかというと、控除の計算式の中に所得税率が出てくるから。
所得税率は以下のような非連続の数字です。これが式に含まれるために、数字の境界で値が飛ぶことになります。

195万以下 5%
195-330万 10%
330-695万 20%
695-900万 23%
900-1800万 33%
1800-4000万 40%
4000超 45%

 

去年は特に気にしなくても問題ない年収でしたが、今年はどうもこの境界線のギリギリ下側になりそうな感じで予定が立てにくくなっています。控えめに寄付すればいいんですが、せっかくならギリギリまで攻めたい。

コメント