REITが安い?

投資話

なんとなく最近REITが安いような気がする。
比較的新興のREIT勢は利回り5%超で、スターアジアに至っては売却による一時利益も含むと8%を超える。さくら総合REITはまだ始まったばかりだが、今の価格で予定利回り7%と安い。

REITは個別株と違ってそれぞれの銘柄の良し悪しや成長性というのが私には判断できない。というのも個々の不動産毎に条件が違いすぎて一つ一つをどう評価するのかが難しい。物件の稼働率やNAV倍率(株で言うPBR)を参考にしたところで、安定性継続性が高く比較的割安だとは言えても収益性が高いこととはイコールではない。どこのREITも(純利益/営業収益)率は似たり寄ったりで、結局評価する項目はEPS≒分配金利回りということになる。どうせ利回りしか見ないのなら、配当頼みで保有している銀行株からREITへ乗り換えようかなぁ。


さくら総合REIT

2017年2月期(第1期2016/4/1-2017/2/28) 分配金1529円
2017年8月期 分配金2803円予定
2019年2月期 分配金2700円予定

第1期の9/8上場し、9/9に18物件を取得。運用期間173日ということで実力は半期分と同等です。
営業収益2253百万円(以下略)、営業利益1059、経常利益510、当期純利益509
この内、創立費+投資口交付費が220、融資関連費用が237が経常利益の押し下げ分です。

来期以降は創立費+投資口交付費は0となり、融資関連費用も激減すると思われ、
第2期見通しが、営業利益以下2428、1071、934、933となるようです。

5/22付け株価は78,600で分配金利回り7.00%です。

トーセイREIT

2016年10月期(第4期)分配金3371円
2017年4月期 分配金3359円予定
2017年10月期 分配金3211円予定

2014/11/27上場。10月11日付で新たに5物件取得し(もちろん増資)、合計23物件となる。
来期以降で営業外費用が膨らむが、融資関連費用と思われる。
2016年10月期 営業利益以下(百万)1337、643、543、542
2017年4月期 営業利益以下(百万)1564、750、616、615

5/22付け株価は106,400で分配金利回り6.36%です。

スターアジア

2017年1月期(第2期)分配金3112円
2017年7月期 分配金4340円予定
2018年1月期 分配金4039円予定

2016/4/20上場。18物件でスタートし、第3期に6物件取得、第3-4期にかけて2物件売却予定。売却益約16億円を2期に分けて分配するため、来期以降の分配金が増加している。売却益を除く見込み分配金は第3期2726円、第4期2740円である。

2017年1月期 営業利益以下(百万)2017、1190、1073、1072
2017年7月期 営業利益以下(百万)3135、2071、1798、1798
2018年1月期 営業利益以下(百万)3103、2009、1859、1783

5/22付け株価は100,100で巡行分配金利回り5.46%

インヴェスコ・オフィスJREIT

2016年10月期(第5期)分配金2733円
2017年4月期 分配金3523円予定

2014/6/5上場。第5期に5物件追加取得。第6期にはトリトンスクエアZの譲渡を予定し、譲渡益が783百万円。譲渡に係る影響を調整後では分配金は2687円のようで、巡航速度は2700円ほどか。

2016年10月期 営業利益以下(百万)5684、2597、2230、2229
2017年4月期 営業利益以下(百万)6519、3236、2873、2872

5/22付け株価は101,800で巡行分配金利回り5.27%

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