2018年11月13日、SESCよりLCHDのインサイダーについての3名を告発したことが公表されました。
概要は以下の通り。
2016年1月中旬にダヴィンチへの第三者割当増資&業務提携という重要事実を知りながら、
本荘良一:他人名義で1月下旬~2月中旬に19,000株 約2400万円を買付
尾崎明雄:利益を得させる目的をもって2月上旬に栗原崇明へ情報伝達
栗原崇明:2月中旬に10,000株 約1200万円を買付
(法定刑:5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金又はこれを併科)
実際にダヴィンチ関連のIRが公表されたのは2月22日です。
当時の株価の推移を見てみましょう。
※2016年12月に株式分割(1:2)を行っていますので当時の株価は表記の2倍です。
直近安値592円から高値1400円ですから、せいぜい2倍でしょうか。社長ともあろうものが利幅2400万程度のインサイダーをするとは情けない。そんなことしなくてもお金には困ってないだろうに。
今回のインサイダーに関しては新たな悪材料もなかったのて、ホルダーにとってはむしろこの程度の内容で済んで良かったです。本荘氏も退任済みで、LCHDに対する処罰もなし。事前に公表していたおかげでポジティブに受け取れます。
少しだけ気になるには、今年6月時点のIRでは
「当社元代表取締役(以下「元代表取締役」といいます)、元取締役(監査等委員)他社外数名の個人に対する金融商品取引法第 166 条第 1 項の内部者取引(インサイダー取引)を犯則嫌疑事実として、関係先である当社及び当社関連会社に対して、証券取引等監視委員会による強制調査が実施されました」
となっており、栗原氏以外にもいたようですが、その人たちは逃げ切ったのかな。
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