私は個別株投資が主戦場ですが、実はちょびっとだけ投資信託を持っています。
投資をしてるとドルコスト平均法だのなんだのと投資信託の話は避けては通れません。なにせ銘柄選びや日々あれこれ考える必要がないので楽ちんですしね。半面、投資に一定のギャンブル性というか、銘柄選びに楽しさを覚える身としてはツマラナイ。お金増やすだけなら投信じゃなくても働きゃいいじゃないかと思う私です。
過去の投資信託歴
私も投資を始めた初期から毎月3万円だけ投資信託を積み立てていました。
過去に1度全部売却したことがあり、当時のことは古い日記に記録があります。
前回は2012年9月から2017年3月まで約55ヶ月間積み立てて162万円が204万円になったらしいです。
約+25%ですね。
銘柄も非常に懐かしい顔ぶれです。
今見るとやはり信託報酬が高いのですが当時はそれでも低い部類です。
- SMTグローバル株式index (0.54%)
- eMAXIS新興国株式index (0.648%)
- Funds-i 外国REIT (0.594%)
- SMTAMダウ・ジョーンズindex (0.7452%)
eMaxisもslimシリーズができる前の時代ですね。
私が売却した月の前後にeMaxis slim 先進国株式が設定され、以降はこちら乗り換え再び0から積み立てを始めました。
2017年3月~2023年12月
eMaxis slim 先進国株式は2017/2/27が設定日です。
私は初回買付日が2017/3/22なのでほぼ設定来の付き合いですね。こちらも毎月3万円ずつ積み立てて、累積で81か月の積み立てを行いました。
基準価額の推移はこんな感じ。2023年12月現在は25000円前後で推移しています。
金額を出すのが生々しくてどうしようか悩んだのですが、ありのままを張っちゃいます。
私の現在の含み益がこんな感じ。
約7年で243万円が430万円になっています。+77%ですね。
この間は完全にほったらかしだったのですが、すごくいいパフォーマンスが出てます。
この期間に個別株投資で+77%の成績は残せていないので、資産形成ならやはり投資信託は強いですね。
何故売却するのか?
ここからが本題です。
手間もかけずに高パフォーマンスを発揮している投資信託を何故売却するのか。
あらかじめ断っておきますが私は投資信託主義者ではありません。
分散投資の大切さもわかっていますし、ドルコスト平均法の価値も知っています。20年30年という長期間保有し財産形成をする上では投資信託やETFのような銘柄が万人向けであることは百も承知です。配当を出さない投資信託が税制上有利であることも理解しています。それらを知ったうえで私は個別株投資を主に扱っています。ですので投資信託銘柄に対する私の視点は個別銘柄に対する視点と何ら変わりません。5-10年という長期のスパンで保有する個別銘柄の1つとして投資信託を買っています。
以下の理由が絡み合った結果、売却を行いました。
- 新NISA開始に伴い360万円を用意する必要がある
- そもそも保有残高が大きくないため利確に伴う税額の絶対値が小さい
- 1ドル145-150円の円安
- 株式市況が良すぎる
1つ目は皆さんご存知の新NISAです。年額360万円まで拡大された新NISAに突っ込む現金が必要というのが切実なところですね。個別株を売却して用意してもいいのですが、この1年で約20%近く上昇しているこの銘柄が相対的に売り時に見えます。特にこの価格の上昇は為替に影響された部分が大半を占めており、1ドル145-150円がこの先続くとは思えません。ドル円の予想なんて素人がやって当たるはずがないのですが、それでも私は円高になる事の方が確率が高く見えます。1ドル130円でこの価格なら売却の判断はしません。保有銘柄のうち360万円ほどを売却するならどれを選ぶか?という視点に立った時、海外資産の投資信託は筆頭候補に挙がります。
そして2つ目の理由は保有残高が小さいことです。400万円程度ですし利益も約180万です。利確に伴って発生する税金は30-40万程度であるため、これはサラリーマン収入で十分相殺できる範囲です。これが残高が10倍の4000万円程度保有していたとしたら全売却はしてないでしょう。1000万だけ売却して残りは継続保有などの作戦を取ると思います。
3つ目は為替。為替効果で20%のパフォーマンスがブーストされているため、例えば来年1ドル125円になった場合、基準価額が20000円となります。この場合は利益の40%近くが吹き飛ぶため、かなり分の悪い賭けに見えます。
3つ目、4つ目はほぼ同じですね。今年は体感で市況が良すぎます。年末から春先にかけては投資信託に限らずリスク資産の残高を減らそうかなと思っています。これは完全に根拠はないです。来年再来年とさらに青天井のフィーバータイムが来るかもしれませんが、現状投資したいと思える銘柄の数も減っていますしそろそろ潮時かなと。リスク資産の残高を減らすといってもキャッシュ化するのは1/3程度でしょうし残りはリスク資産のままです。市場からの完全撤退をするわけではありません。
まとめ
7年ほど継続した投資信託を売却しました。
売却はしましたが新NISAの積み立て枠で同じ銘柄を10万ずつ投資します。
私は来年の株式市場を悲観的に見ています。完全な妄想投資ですので皆さんはマネしないように。
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