将来性を考えてUSB typeC1本で電源と映像を送れるモニタとして購入しました。
残念ながらtypeC出力のある端末を持ってないので実際に1本で駆動するかは試せてません。
中華モニタは実機を見て買うことが難しく、せっかく購入したので人柱と思ってレビューします。ちなみに購入時の価格は28,000円でした。
付属品
同梱物はタブレット等に使う汎用スタンドとケーブル類です。
ケーブルは左から順に以下の通りです。
HDMI-HDMI, L字のHDMI-mini HDMI, USB typeC-typeC, USB typeA-typeC, オーディオミニケーブル
思いのほか同梱品が多くて助かりました。
特にL字HDMIケーブルは設置時にケーブルを隠せるのでありがたいです。
コネクタ、スイッチ類
右側にminiHDMI×2, USB type C
HDMIを使う場合はtypeCで給電します。
左側にボタンが5つ。
上から順に、-,+,menu,exit,power
意外だったのですが、設定画面は日本語化されていました。
モニタ本体
モニタはこんな感じで非常に薄いです。
右画像の比較対象はipad mini4です。
実測で画面下部が9mm、上部が5mmと変則的な形をしています。
薄い割には強度もそれなりにあり、押し曲げたりしなければ大丈夫そうです。
背面にはスピーカーがついていますが、VESA穴はありませんのでVESAで固定したい方は均等の厚みのモニタを買う方がいいと思います。
画面はノングレアでした。
ただ光の反射量が多めです。
後ろにあるのはiiyamaのX2377HDSですが、写真で撮ると同じくらいの反射に見えるのですが、実際にはcocoparの方が白飛びして見えにくいです。
モニタは正面から見れば発色もよく満足です。
ただ、斜め45度くらいの角度から見ると色調が黒くなり非常に見えにくいです。
今までiiyamaやeizo, LG, dell等のipsを使っていましたが、ここまで変化の大きいipsは初めてです。TNパネルのような視野角に見えるのですが、、、
またノングレアですが光の反射量が多く、上記の視野角の狭さも相まって真正面以外では反射で眩しい上に画面は暗くて見えにくいです。
ベゼルは3辺が6mm+非表示領域1mmでとても細いです。
厚い1辺は23mm+1mmとなっています。
全体は35.5*22.5cmでした。
画質に関しては下の画像をご覧ください。
比較対象はEIZOのモニタです。EIZOの方が赤みが強くでていますが、これはcocoparが黄色いというわけではありません。iiyamaのモニタ比だと同等の色合いですので、割ときれいだと思います。左の画像は白飛びして細かな階調表現ができていませんが、これも正面視なら画像ほどの差はありません。
総評
この薄さ、このサイズの液晶としては十分に使える品質です。
フレームもヘアライン仕上げで決して安っぽくは見えません。
ただ28,000円の価値があるかと言われれば、パネルの品質が思ったほどではなかったので微妙です。特に視野角の問題は大きく、サブモニタとしての運用では正面から見ない場合も多く、じわじわと不満が溜まります。
現時点ではtypeC1本で利用可能なモニタとしては価値があります。
ただしこの分野はまだまだ始まったばかりなので、映像端子で接続する方は他のモニタの方が安い場合が多いのではないでしょうか。今後は続々と同様のモニタが出てくるでしょうから、急ぎでなければじっくり待つのが良いと思います。
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