FPG 2020年第1四半期決算

投資話

FPGの第1四半期決算が出ましたね。
あまり見どころのない決算内容だったので具体的な数字は使わずにざっくりと。

第1四半期としては前年比で増益増収。
リースアレンジメント事業の組成金額は第2四半期以降に増加する見込み。
出資金販売額も潤沢な在庫をもとに過去最高額を販売する見込み。

株主還元は
・DOE15%以上
・ROE30%程度を維持

この2つは裏を返せば配当性向50%とほぼ同義です。
DOE = 配当額 / 株主資本 = 配当性向 × 利益 / 株主資本 = 配当性向 × ROE

ROEが維持できれば配当性向は50%ですが、
ROEが20%に下がれば配当性向75%を意味します。

いずれにせよ成長フェーズは終わり、企業としては金を産む安定期の銘柄です。
奇しくもFPG自らの決算説明でグラフがあるように、リースアレンジメント事業は今後停滞します。高止まりとも言えますが、会社としてもこれ以上の大きな成長の余地がないと考えているのでしょう。

成長は鈍化するとはいえ、利益率は高く、配当率もすこぶる良いです。
2020年9月期は60円配当の予想ですので軽く5%を超えてきます。
キャピタルゲインは多くは望めそうにないですが、インカムゲインだけでも十二分に買う価値のある銘柄だと思います。

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