指宿・大隅半島Drive 2019

Elise

朝から小雨。
枕崎から大隅半島へ渡って一気に志布志へ向かう予定。
フェリーは17:55初なので16時過ぎには到着していたい。
山川発のフェリーは10時の次は13時なので、13時に乗るとギリギリっぽい。

今日だけはきちんと早起きして6時台には出発できた。
出発時は小雨だったが徐々に雨足が強まってきた。
近場の釜葢大明神へ。お釜の蓋を頭に乗せて鳥居をくぐるらしい。

続いて開聞岳を眺めるためにまっすぐ東へ。
山頂に雨雲が掛かって全貌が見えない。残念だ。
地図上では開聞岳を一周できるように道があるみたいなので、雨だけど通ってみよう。
本当は西側から入って東へ抜ける予定だったけど、通り過ぎちゃったみたいなので東側から一周することへ。すると何やら料金所のようなものが出現。

画像はgoogle mapから拝借
行きたい道は左側ですが、細すぎて道に見えない

え?有料道路なの?と思い、雨天で景色も良くないのにお金を払う気はしないので画像左の小道を利用しUターンしました。これが盛大な勘違い。この時は雨だったこともあり、この小道は道とは思っておらず、退避路か私道、林道の類だと思っていて、先があるような道には思えませんでした。
改めてgooglemapを見ても、地図と道のサイズ感が違い過ぎるよ。

その後は長崎鼻灯台、竜宮神社へお参り。朝も早いかったのでお店も閉まっており、私が帰路につく頃にお店のおばちゃんがシャッターを開け始めていました。

開聞岳を素通りしちゃったこともあり、ちょっと時間が余ってしまいました。池田湖畔まで行くには微妙に足りないし、かと言ってフェリー乗り場で待つには長すぎる。とりあえず指宿へ行ってみることに。

晴れていれば砂蒸し温泉を利用したいところだが、あいにく雨だ。屋根のある時間が潰せる場所を探したら、なんと美術館が8時から開館しているではないか!
ホテルに併設の岩崎美術館で入館料300円と激安。複数の作家の書いた開聞岳や桜島の絵が見られることや、パプアニューギニアの民芸品は意外と面白かった。30分以上滞在していたが、入館者は私以外いなかった。静かでいいよ。

山川ー根占フェリーは10分前から乗船開始。小さな船だが、車両の乗り降りはほぼフラットで低床車に優しい。約1時間で対岸へ到着だ。朝が早くて眠かったので仮眠を取れて助かった。

入港するフェリー

大隅半島側に着いたらさらに雨が強くなってきた。
気にしても仕方がないので佐多岬へ。
海岸線を走るルートは路面も水たまりが多い程度で走行に大きな問題はないが、県道68号線に入ってからの山間部が酷い。水たまりというレベルではなく川だ。土砂や流木もあり、これはちょっと危険かも。ただ、走れないわけではない(走行不能ではないというだけで普通なら諦める方が安全)のでさらに前進。佐多岬まであと数km。県道566号へ曲がったところで道路関係者に呼び止められました。雨で道路が崩れていて岬までは通行できないとのこと。残念だがここまでの惨状をみるにそうだろうなと納得。来た道を戻るのがキライな私は県道68号をさらに前進することに。

トンネルには滝が掛かっています

ただ、道はどんどん状態が悪くなっていきます。徐々に土砂や堆積物が増え、遂には土砂が全車線に跨って広がり冗談抜きの河となっています。これはeliseでは通れない。通れたとして次に同じものがあった時、通れる保証がなく立ち往生しかねない。今なら来た道を引き返すことができるので今回はやめておくことにしました。

静止画だと伝わりにくいけど、結構な勢いで流れています

諦めてフェリーターミナルのあった南大隅町へ帰った頃にはなんと雨は止み、晴れ間が広がってきました。さっきまでのは一体何だったんだ?山道はやめようと思ったけれど、この天気なら国道なら大丈夫じゃないのかと一縷の望みをかけ国道448号へ。

晴れてきたので開聞岳が美しく見える

途中に雄川の滝というのがあったので寄ってみた。
下からの遊歩道コースは雨のため通行止め。
上から滝を眺める方は問題なくアプローチできました。誰も駐車場に居ない。
地面も濡れてないし、佐多岬と本当に同じエリアなのか。

現在の天気とは裏腹に濁流の濠瀑です。
そりゃさっきまで大雨だったし、ダムも放流しているし。つい先日まで台風と梅雨前線で鹿児島は大雨だったし。

これは絶景だなぁ。高低差が凄いし、水量も半端ない(今回だけだと思うけど)。
さらに虹が2つも掛かってます。

この後はさらに山中を進んでJAXA内之浦観測所へ。
道中は濃霧です。目まぐるしく天気が変わる。

JAXA内之浦ではマイカーで敷地内を走行できます。
施設内には立ち寄れませんが撮影は自由にOK.
スケール感が違い過ぎてカメラに収めるのも大変です。

そんなこんなで帰りの志布志に到着。志布志は駅前を含めてかなり小さな町だ。周辺も田舎が広がり、街がスカスカだ。人口規模は3万~5万程度だろうか。(実際には2.9万人)

低床車はいつも最後でひとりぼっち

あとはこのフェリーに乗って帰るだけ。長かった旅も明日で終わり。

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